Input Manager

私はカスタマイズが好きではないというかめんどくさいので、OS Xでもいじるのはせいぜいがデスクトップピクチャである。もちろん外観はおろか機能についても、SIMBLとかで便利そうなカスタマイズが出来るのは知っている。けどあれらの原理は大変危険なものであると思っているので、敬遠していたりする。

SIMBLSafari Standが使っているのはInput Managerの仕組み。これはThousandのプラグインと同じようなことを、全てのアプリケーションで可能にしているに等しい。そしてCocoaアプリケーションの機能を、そのプラグインからカスタマイズしてしまえるのはつまり、ポージングやカテゴリみたいなことが出来るからである。例えるなら人が住んでいる家の床下に手を突っ込んで基礎をいじることが出来てしまう。しかも基礎をいじるカスタマイズソフトウェアは、たいてい家の構造を調べてからいじるわけではない。元の設計図を信じて、盲目のままいじるのである。

じゃあ家を建て替えた後に以前のカスタマイズさんを招き入れるとどうなるか。壁にぶつかって止まるか、水道管をなぎ倒しながら作業を終えるかである。これが、Leopardに限らずOS Xやアプリケーションのアップデート時のトラブルの元である。

Input Managerで読み込まれたバンドルのコードは、全てのアプリケーションを基礎からいじることが出来る。これが利便性と危険性をもたらす。

そんなわけで私はInput Managerとはあまりお付き合いしたくない。Leopardでこの仕組みもちょっと変わったらしいのだがどうなんだろう?ことえりが「はたけ」の変換連打でフリーズするのもさっさと直してほしいなあ。