その目標とウリ

  • Thousandの目標の一つは「シンプル」である。タブ式2ペインはそのためのもので、こうすると例えばリロードボタンは一つで済むとか、GUIはすっきりするような気がする。
  • 今ひとつの目標は「拡張性」である。これはコーディングを伴うものとそうでないものがある。

ではノン・コーディングな拡張方法から述べてみる。

  • アイコンセット。~/Application Support/Thousand/Icons以下に配置したフォルダは、アイコンセットと見なされて環境設定のポップアップメニューに出現する。実際のアイコンファイルは、アプリケーションパッケージ内のものと同名のものを必要なものだけ入れればよい。拡張子は異なってもかまわない。反映にはアプリケーション再起動が必要となる。
  • CSSThousandはWeb Kitを使い、2chのdatファイルをHTMLに変換して表示する方法をとっている。しかし、背景色などはCSSで指定する。さらに、特定のレスやIDに適用できる「スタイル」は単にレスを囲むdiv要素にclass属性を追加したものであるため、スタイル名とclassに設定する文字列の対応さえ指定してやれば、スタイルを追加・変更することが可能である。CSSの記述法はデフォルトのCSS、アプリケーションパッケージ内の「CSS」フォルダ内のファイルを見ていただきたい。こうして作ったCSSを、~/Application Support/Thousand/CSS以下に置くことでCSSが「追加」される。反映にはアプリケーション再起動が必要となる。
  • スキンファイル。CSSによってかなりの外観は変更できるが、HTMLそれ自体を変更すればさらなるデザインの変更が可能である。datをHTMLに変換する際の「テンプレート」として使われるHTMLファイルが、アプリケーションパッケージ内「Skins」フォルダに存在する。これまでの例と同じく、~/Application Support/Thousand/Skins以下に配置することで環境設定に出現し、切り替えて使用が可能である。

コーディングを伴う拡張はまた次回。